パッション農家がマンゴージュースを作る理由

パッションジュースの人気が上がることと並行して、石垣島ではマンゴー栽培が盛んになってきていました。多くの果実は完熟して落果する1週間ほど前から香りと凍土が最大限に乗ってくると言われており、木で完熟した熱帯の果物の味は未熟状態で輸入し、追熟させたものとは全く異なるほどおいしくなります。

 

日本では防疫の関係で、完熟した果実は輸入できません。石垣島では木で完熟し自然落果したものをネットで受け止める為、上質で芳醇な香りと甘さを持った素晴らしい果実ができるのです。そんな流れの中でパッションジュースをご愛用いただいているお客様から「是非マンゴーのジュースやジャムも欲しい」とのリクエストが増えてきました。

 

そんな折、石垣島で店を開いた著名人の喫茶店がTVで紹介されていたのです。「石垣島でこんな美味しいジュースに出会った!」と言う乾燥付きで紹介された店内を見てみると、後ろの棚に写っているのは大手メーカーの缶ジュースです。
せっかくこんな美味しいフルーツがあるのだから、加工品も本物を提供たいね。と話し合い、早速石垣産のアップルマンゴー(アーウィン種)で試作をしてみました。ところがどう繰り返しても生果本来の味が出ない上に、加熱処理をすると芋臭が出てしまいます。JAなどに聞いてみると、アーウィン種は本来は加工に適さない品種だとのこと。そこで市販されいるマンゴージュースを試飲しまくりました。

 

判明したのは、有名青果店などで扱われているマンゴージュースの原材料がほとんどインド産のアルフォンソ種だったのでです。そこで、有名青果店ブランドのアルフォンソ種のマンゴージュースを買ってきてスタッフで試飲、確かに濃厚で芳醇な甘さで美味しい。ところが、石垣島さんの完熟したアーウィン種と比較すると何かやや物たりません。

 

物足りなさが酸味と香りではないかと考え、当社のフィリピン現地法人で完熟したペリカンマンゴー(カラバオ種)を加えました。
パッションフルーツも果物本来の味をいかに活かすかを考えながら作っていますが、マンゴージュースも完熟果実の本来の味を知っているスタッフがいたからこそ、果物本来の味を活かした製品ができてきます。島のマンゴーの完熟糖度に合わせるために、ほんの少しの砂糖を加えてはいますが、当然保存料等の添加物は一切加えていません。石垣島の島内のマンゴー農家にも試飲していただきながら、一緒に作り上げたのが当社のマンゴージュースなんです。

 

原料自体は100%海外産ですが、島のマンゴー農家に加え海外の方達も納得の濃厚な味に仕上がっています。
もちろん、石垣島のフレッシュなマンゴーの味は多くの方に味わっていただいのですが、シーズンオフの時でもマンゴー本来の風味を感じられる濃厚なジュースとして人気商品になっています。

 

 

 

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