パッションフルーツの加工は搾汁の歩留まりが20%台で、残りは平均300粒入っている種子と厚手の皮になります。

加工用パッションフルーツ

加工用パッションフルーツの断面

契約農家から買い取っている果実も75%近くは廃棄処分になります。これを何とか解決できないかと思考していたところ、Webサイトに幾つもの研究論文が見つかりました。

国内でも森永製菓が種子エキスを健康食品として製品化していますが、私達はとてもそんな研究など出来るわけも無く、海外のサイトからヒントを得ることになります。

サイトには多くの研究データが見られ、欧米では鎮静効果の高いハーブティーとして、また皮も各種の効能が知られるようで、パッションフルーツはさまざまな植物療法植物の中で最もよく知られているものの1つのようです。

その中で現在は廃棄している種子の利用法を追求して行くと、パッションフルーツシードオイルが浮かび上がってきました。

オイルを絞るには次のような手順になります。

パルパーフィニッシャーで果汁と分離された種子にはまだゼリー状の果肉が残っています。

パッションシード

パルパーフィニッシャー、搾汁した果汁を投入すると数秒でジュースは下に種子は外に出てきます。

これを何度も洗うことにより種子の表面から余分な物を除きます。

パッションシード乾燥

洗浄後乾燥中の種子

風通しの良い場所で一週間ほど乾燥します。

搾油機もWebサイトで探しAribabaを通して中国から輸入。まあ格安の中国製だったので色々問題はありましたが取り敢えず作動はしてくれます。

完全に乾燥したものをコールドプレスマシン(常温搾油機)で数十㌧の圧力をかけ絞り出します。

パッションのシードオイルはあの爽やかな香りは殆ど無く、綺麗な黄色い割合サラッとしたオイルです。

 

種子1万粒で25ccほどのオイルが取れます。効率を考えると加熱したり砕いたりして絞ればもっと歩留まりは上がると思いますが、取り敢えず今まで破棄していた物から製品が出来るのでスタッフも大喜び。

この状態で日本へ運び沖縄で濾過し化粧品としてボトリングを外注し製品化することになりました。

パッションシードオイル01

搾油機で絞った状態のシードオイル

 

 

パッションフルーツシードオイルに関してはWebサイトから引用すると次のようなことが書かれています。

パッションフルーツオイルは黄色で、心地よい味と匂いを持ち、そして不飽和脂肪酸を多く含んでいます。 それは不安を減らし、睡眠を改善し、そしてストレスと疲労を減らすリラックス芳香物質(passiflorin)を持っています。 パッションフルーツオイルはリノール酸に富み、リノール酸は肌の脂質層の回復を助け、肌の絹のような潤いと潤いを高めます。 パッションフルーツの種子から派生したこのオイルを含むクリームと石鹸は、リラックスと抗ストレス感を提供します。

報告された特性:鎮静剤/神経・抗うつ薬・鎮痛薬・抗炎症・鎮痙/抗痙攣薬・消毒剤・

虫除け・テクスチャの光・サラッとした油感・吸収され易い

パッションフルーツシードオイルは、以下の製品に強く推奨される成分です。

マチュア、エイジングスキン、乾燥肌、ひび割れ肌、その他の肌の状態、一般的なスキンケア、乾いたもろい傷んだ髪、リップケア等

 

結構多くの効果が期待できるのかもしれない?

パッションシードオイル02

濾過して容器のテスト この大きいボトル1本は20万粒の種子から絞っています。

その道の方に販売方法や価格などの指導も戴いたのですが、何となくリーズナブルにと30ml入りで税込み3500円!

passionseedoil

オーガニック素材で100%でこの価格は安すぎる!! などと専門の方からお叱りも受けたのですが、種子はいくらでも使えるので取り敢えずこれで決まり。

とは言え、全く関連の無い業界のため販売法など解らず、店頭及びオンラインショップでのみの販売を開始しました。

それでも、実際に販売を開始した所、今までに無かったタイプでとても使用感が良いとリピート率が極めて高く、お礼のメッセージも沢山届くようになりました。

次は皮の利用法を思考開始です。